JALSA相談員研修会
日時:平成25年9月28日13:30〜16:00
場所:全国障害者総合福祉センター戸山サンライズ2F大会議室
内容
1.統計資料などの説明
ALS相談室の統計によると患者が初期診断後1年以内に家族からのものが多かった。
相談内容は病気・治療について、気持ちの助言、ケア・制度についてがほとんどであった。
其の他、制度や介護、施設の概要紹介はあったものの詳細を説明するほどの時間はなかった。
2.事例に基づく説明と討議
40歳患者(女)と70歳患者(女)について別々に事例検討があり、今回はこれの討議が主体であった。
感想
ほぼ定員に近いのか結構満員というぐらい盛況な研修会で、相談員自身も問題を解決する中でいろいろな課題を抱えていることがわかる。やはりコミュニケーションが困難になるにつれ患者の気持ちがつかみづらくなるという課題が大きい。家族、友人、ヘルパーなどと、どのように解決の糸口を探っていくのが適切かを患者の精神状態を把握しながら対処していくことになるようだ。長く相談員を経験されている人にはこのような事例の研究は研修の価値があるのだろう。一方、初めて受ける、または経験の少ない人にとっては制度の現状など、もっと基本的な情報にも時間をかけてほしいという方もいただろうと思う。(福永記)